ストレスからくる関節痛の原因、メカニズムとセルフケア法を紹介

関節
ストレスの多い生活をしていると関節痛などの節々の痛みなどが出てくることがあります。ストレスからくる関節痛のメカニズムやセルフケアにはどういった対応をしていくといいのでしょうか。紹介しましょう。

関節痛は軟骨の損傷による炎症であり、生活習慣病である可能性も。

関節は骨と骨が連結している部分です。骨と骨の間には軟骨があり、骨と骨がこすれあわないようにクッションのような役目をしており、関節がスムーズに曲がるようになっています。その関節の周りにある腱で炎症が起きることで、関節が痛くなります。骨と骨の間にある軟骨に負担をかけると軟骨が摩耗しすり減ります。

そして髄膜組織には炎症が起きて痛みを生じます。痛みを感じることで、曲げ伸ばしを避けるようになり、痛みが悪化します。さらに負担をかけることで、軟骨が摩耗しやすくなるので、ますます痛くなるという仕組みです。関節炎には、「変形性関節症」や「関節リウマチ」などがあります。

軟骨の損傷によって痛みが出るケースは「変形性関節症」が多いです。軟骨は骨と骨の間で、骨同士がこすれあわないようにする役割を担っていますが、軟骨が減ってくると骨同士がこすれ合うようになって痛みを生じます。このことから、関節が変形してスムーズな動きができなくなるといった事態になります。軟骨の損傷は、加齢だけが原因ではなく、肥満(体重の増加)や激しい運動をしすぎる事などにも影響が出てきます。

そのほか、「関節リウマチ」や「痛風」なども挙げられます。関節リウマチは、免疫の異常によって痛みが起こります。痛風の場合は、プリン体を多く含む食材(肉・魚・ビール)のとりすぎが原因で、血中に結晶化した尿酸が溜まり、関節に炎症を引き起こす原因になります。また、関節に入り込んだ細菌が元で炎症や化膿を引き起こす化膿性関節炎もあります。関節の炎症は痛みだけでなく、関節の破壊につながる場合も多いので、その場合には、生活に様々な障害をもたらすことになります。

関節周りの炎症が原因の場合も。

腱鞘炎などの関節周りの炎症が痛みの原因になる場合もあります。腱鞘炎が起こる原因の一つには、長時間にわたってその部分を酷使していることが挙げられます。それ以外にも、更年期の女性や妊娠・産後の女性の場合には、ホルモンバランスの変化によって腱鞘炎を発症する場合もあります。

腱鞘炎を起こさないようにある一定の部分を使い続けるというのはさけるといいでしょう。滑液包炎という関節で起きる炎症もあります。滑液包とは、各組織を保護する薄い袋で、クッションのような役目をしていますが、その滑液部分で炎症が起きることがあります。

炎症が起きると、激痛や腫れ、熱感、赤みなどを感じるようになります。また、怪我なども関節痛の原因になることがあります。関節そのものではなく、関節周りの靭帯などに過度な力がかかることで、関節痛を引き起こします。

捻挫も軽い場合には、将来的な影響はほとんどありませんが、靭帯が切れたりして手術をするまでになると、年を重ねた後に関節痛として痛みを感じることもあります。膝なども、打撲などによるヒビや骨折、半月板損傷、靭帯損傷などの怪我がのちの関節炎として表れる可能性もあります。こういった場合には、怪我が完治するまでしっかり病院に通って、ケアを行う必要があります。子供のころに負った怪我が原因で、関節が痛むようになるという場合もありますので、注意が必要です。

関節痛の痛みとその対策

ストレスからくる痛みには、二つのルートがあります。一つは、交感神経を刺激する自律神経ルートともう一つは運動神経を刺激する脳脊髄神経ルートです。精神的なストレスが強くなると、交感神経が興奮し、血管が収縮します。これが、自律神経ルートによる痛みになります。

また、脳が受けたストレス情報が神経線維に伝わって筋肉を緊張させます。この場合は、脳脊髄神経ルートで起こる症状です。どちらの場合も血管を収縮させるために、血行不良となり、痛みとなって現れます。痛みは温めることでもやわらぎます。

ビタミン剤などを飲んで、痛みの発症物質を減らすという方法もあります。膝の痛みなどは、加齢や肥満、運動不足から発症します。膝が痛くなると、階段の上り下りや通常の歩行など日常生活にも支障をきたします。膝が痛くなるとどうしても体を動かすのがおっくうになり、体を動かす機会が減ると筋力が低下することやバランス機能が悪くなります。そうすると、坐骨神経痛など腰痛まで引き起こすようになり、ますます体を動かさなくなって、体重が増加し、さらに膝が痛むという悪循環になります。

膝の痛みを感じたら、無理をすることはいけませんが、体を適度に動かす習慣をつけて、体重を増やさないようにして、膝や関節に負担をかけないような生活をすることが必要になります。痛い場合には、痛み止めなどの薬を飲むこともいいでしょう。関節用のお薬などはネットでも購入することができますので、軽い痛みであれば、対処するのもいいでしょう。体に穏やかに効いてくる漢方薬もいいでしょう。

痛風などの場合には、食生活も気を付けよう

関節痛の痛みにおいて、痛風を患っている場合には、食生活にも気を付けましょう。プリン体の多い食事をとりすぎないように、栄養バランスを考え、少しダイエットするくらいの気持ちで、毎日過ごすといいでしょう。

お肉やお魚が中心だったのであれば、量を少なめにして、お野菜をたっぷりとるといったように、食生活を工夫しましょう。よく噛んで食べることも、そのリズム運動により、体内のセロトニンを増やして、気持ちを落ち着けてくれる体も適度に動かして、体重が減少してくると、体も軽くなってきますので、膝などへの負担も減り、腰痛なども軽くなってきます。体を動かすことはストレス発散にもなりますので、過度な運動はしなくてもいいですが、少し歩いてみることや体を動かすことを心がけるといいでしょう。ストレス発散のためには、よく笑うこともいいです。毎日を楽しく過ごすことでも、痛みが緩和されますので、自分の好きなことをしてみたり、家族と仲良く団らんしてみたりと楽しい時間を過ごしましょう。

笑うことで、元気になることや、笑うことで、「コルチゾール」というストレスがかかったときに放出されるホルモンの分泌が減ることや、気分を安定化させて前向きな気持ちにさせてくれる「セロトニン」が多く放出されるようになり精神的に安定してきて前向きな気持ちになれます。精神の高揚感をもたらすエンドルフィンやドーパミンの分泌も増えます。ナチュラルキラー細胞が活性化されて免疫力が高まることも分かっています。

笑う場合には、へつらいやさげずみの笑いではなく、心から心地よいと感じるような笑いであることが必要です。ストレスを解消するための笑いは、心を温かくする笑いで、心から楽しいと笑うことが非常に重要になります。自分が楽しいと思うことに身を置いて、心から笑ってみることでストレスが緩和されて、節々の痛みなども良くなっていくという場合もあります。睡眠不足などになるとストレスもたまりがちになるので、睡眠もしっかりとれるように毎日過ごしていきましょう。お仕事も大切ですが、体もしっかり休めましょう。