レントゲンでは異常なしでも痛みがある!原因不明の関節痛とは

関節

レントゲンを取ったら異常なしだったのに節々が痛い

身体のあちこちの関節が痛いという理由で整形外科を受診する人は多いでしょう。整形外科を訪れたら、たいていの場合はレントゲン検査を行うこととなります。レントゲン検査というのはそもそも何を調べるものかというと、骨折などの骨の異常・骨に出来る腫瘍といった原因を調べることが主な目的です。つまり骨に異常が見当たらなかった場合はレントゲン検査をしても異常なしと判断されることが多く、関節の痛みの原因がわからないということも多いのです。

変形関節症やリウマチといった関節痛であれば、レントゲン検査によって異常を察知することも可能です。しかし最近ではレントゲン検査には映らないような線維筋痛症を発症する人が増えています。繊維筋痛症はリウマチ性疾患ではありますが、関節の腫れや変形は見られないのが特徴です。そのために身体中の関節に痛みがあっても、レントゲン検査では異常なしと判断されてしまうのです。

線維筋痛症は日本で30年ほど前からその存在はわかっていました。しかし注目をされてきたのが最近であるために、まだ広く知れ渡っていないのが現状です。医師の中にもこの症状についてよく知らない人もおり、正確に診断されないこともあります。線維筋痛症の専門医というのは整形外科医ではなくリウマチ科や心療内科での受診が適切です。整形外科でレントゲン検査に異常がなく、痛み止め薬や軟骨成分の注射・リハビリ等で一向に症状が改善されない場合は、一度他の専門医を受診してみることもおすすめです。

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関節の痛みを我慢して生活していることは、他の疾患を引き起こす原因となることもあります。いろいろな可能性を考えて、専門的な治療を進めていくことが大切なのです。

関節痛の原因は何?レントゲンには映らない理由とは

例えば関節痛の代表的な部位であるひざですが、ひざの関節痛でレントゲン検査を行った場合原因がはっきり映らないこともあります。足全体の形がO脚である・X脚であるといった場合にはレントゲン検査でもはっきり映ることとなります。また関節部分に突出や欠損が生じている場合でも撮影は可能です。ただし、ひざ関節にある軟骨というのはX線には映すことが出来ません。そのために軟骨の有無は骨と骨の隙間の空き具合から判断しなくてはならないのです。

ひざの痛みを訴えている場合、レントゲン検査を横になった状態でだけ撮影すると上手く判断することが出来ないことがあります。ひざというのは立っている状態の方が負担が大きいために、寝ている状態で検査しても骨と骨の間に隙間が生じ軟骨があるかのように見えるからです。

もし本当にひざの軟骨がすり減っていて関節痛が生じているのであれば、立っている姿勢の時に骨と骨の隙間が狭くなっているはずですから、レントゲン検査は立っている状態でも撮影してもらうようにしましょう。

また痛みの原因が血管や神経の損傷の場合にもレントゲンには映りません。そういった場合は血液検査やMRI・CTといった他の手段での画像検査が有効となります。

関節痛が原因不明なら日々の生活習慣を見直そう

関節痛が初期の段階でしばらくすると痛みが治まったり湿布薬で対応できたりすると、そのまま痛みを放置する人も少なくありません。病院での検査等でも異常が見られないことも多く深刻に考えない人もいます。しかし関節痛があるということは炎症が起こっているということです。この炎症の原因を取り除いてあげることが大切なのです。

関節痛の原因が実は日々の生活習慣と結びついている可能性があります。例えば肥満気味の人はその体重がひざに集中してかかってくるのでひざに痛みを生じやすくなります。運動不足を感じて急に運動を始めた人も関節痛になりやすくなります。肥満を解消するためにはまずは食生活を見直し、体重を減らしながら負担の軽いウォーキングなどから始めるようにしましょう。

中高年でスポーツを始める人にも関節障害は起こりやすいといえます。もともと年齢と共に関節の軟骨は減少していきます。その状態で無理にスポーツを始めると関節への負担がかかり痛みを生じることとなります。ウォーキングやジョギング・ゴルフといった誰にでもできるようなスポーツであっても軽度の変形関節症を引き起こす可能性があります。通院するまでか迷うような軽度でしたら通販で購入できる医薬品で対応することも可能です。

※軽度のひざ関節痛(第3類医薬品)の一例です→ http://ryoyoin.com/item/ayumins/

スポーツを始めるときには準備運動をしっかりして体をほぐし、翌日に疲れが残ってしまうような運動が避けるようにしましょう。関節に違和感を覚えたのであれば体をしっかり休め、長引くようであれば病院を受診するようにします。運動の際にはクッション性の高い靴を履くことでダメージを減らすことも可能です。