手や指の関節痛は関節リウマチの疑いあり。こわばり、腫れの前に治療を

関節
更年期世代の手指の関節痛やこわばりは更年期障害の一つの症状であることや、変形性関節炎などでも起こりやすい症状です。しかし、手指の痛みやこわばりは、関節リウマチの初期に最も起こりやすい症状でもあります。

更年期だから・・・。と自己判断でほおっておいたところ、実は関節リウマチや膠原病だったということもあります。関節リウマチだった場合には、関節の破壊が起こる可能性もありますので、早期の治療が必要になってきます。痛みやしびれを我慢しないで、長く続くようであれば、関節リウマチを疑ってみることも必要です。

朝の手指のこわばりや手の指、足の腫れなどは関節リウマチの初期症状

関節リウマチの初期症状は朝の手指のこわばりや手の指、足などの関節の痛みと腫れなどが、一か所だけでなく複数の関節に起きる場合には疑われます。手のこわばりは起床時が一番強くなっており、時間がたつにつれて次第に軽減していきます。

疲れやすいといった症状やだるいこと、微熱などの風邪の初期症状のような症状が起こることもあります。手のこわばりや関節痛は気づきやすい症状ですが、足の症状が先に発症するという場合も多いです。

朝フローリングを歩いたときに、足の裏が腫れぼったいことや、痛みがあるといった場合には、関節リウマチの初期症状である可能性もあります。関節リウマチの原因は改名されておらず、免疫の働きに異常が生じる自己免疫疾患であります。免疫系に異常が起こるのは、遺伝的な要素もありますが、喫煙や感染症、外傷、強いストレス、ホルモンバランスの異常などもあり、特に喫煙はリウマチのリスクを約20倍増やすともいわれています。手足のこわばりや手の指や足の腫れを感じた場合には、放っておくと関節が破壊される危険性もありますので、早めの治療が必要になります。

手・指の痛みの環境要因や手の構造

手や指先は日常生活において細かい動きを要求される部分です。重たい荷物を持ったり、編み物をしたり、パソコンのキーボードを打ったり、野球のボールを投げるときにも指先は使われます。最近ではスマホなどをよく使うことで、親指にしびれなどが残る取ったこともあります。手には、多数の関節を形成する骨や筋肉、腱、靭帯、神経などが複雑に入り組んでいます。手指を使いすぎると、腱鞘炎が起こり、神経が圧迫されてしびれてくることがあります。

また、免疫機能の異常による関節リウマチを発症すると、指の関節に痛みやこわばり感を感じる場合も多いです。関節リウマチは更年期に差し掛かる年齢の女性に発症しやすいことが特徴です。手足を始めとした関節の腫れや痛み、朝起きたときに関節がこわばって動かしにくくなるなどの症状が出ます。多くの場合は、手、足、膝、股関節、肩などに左右対称に症状があらわれて、慢性的に痛みが起こります。放っておくと軟骨や骨が破壊されて、手や指が変形してきます。日常生活にも支障をきたすようになるでしょう。

指の痛みや手のしびれなどは手や指を使いすぎていることも考えられますので、今一度、生活習慣を見直すことも必要です。関節リウマチなのか、腱鞘炎なのかの判断も難しいところですが、関節リウマチの場合には体の他の部分にも違和感や痛みなどが現れていることが多いです。腱鞘炎の場合には、不必要に手を酷使しないようにケアを行っていく必要があります。

 

手や指の痛みには、手首押しを。

陽池: 手の甲で手首の真ん中あたり
外関: 陽池から肘の方向に指三本くらい下がったところ

 

指の痛みやしびれを緩和させるには「手首押し」という手首を押す方法があります。手首にある陽池と外関という二つのツボを探します。陽池は手の甲で手首の真ん中あたりにあります。外関は陽池から肘の方向に指三本くらい下がったところにあります。手首押しをする場合には、陽池と外関の間で押すと気持ちいい部分を刺激してください。刺激する場所が見つかったら、親指で押してみましょう。

慣れてきたら、鉛筆などの後ろなどで刺激するのもいいでしょう。「気持ちいい」と感じる程度の力で押しましょう。あまり強く押さなくても大丈夫です。時間は1分くらいを目安に行ってください。一日の内に何回でも刺激しても大丈夫です。手首押しをすると、小指にある尺骨神経と親指にあるとう骨神経などの手の神経をつかさどる神経を刺激することになりますので、手や指先の動きが良くなる場合が多いです。また、手の血流を良くする効果もありますので、痛みを感じるときやしびれを感じるときには、押してみるといいでしょう。他には、痛みのある部分から陽池に向かってテーピングを行う方法もあります。

まず、痛みのある部分から、陽池のツボに向かってテーピングを行います。テープは弾力性のある伸びるタイプのテープを使用してください。その後、陽池から外関に向かって肘の方向に10cmほどテープを貼ります。テーピングをしたときに、指の動きが少し制限されるような感覚があればOKです。指を過剰に使う操作を和らげてくれますので、指を保護してくれる効果が期待できます。ただ、関節リウマチであった場合には、一時的な緩和にはなりますが、根本的な解決にはなりませんので、痛みやしびれが続くようであれば、別の処置を行った方が良い場合もあります。

関節リウマチの場合には、病院へ行って治療を行おう。

関節リウマチによる関節の破壊は、発症後に早期に進行します。関節の腫れや痛みがひどくない場合でも、関節の内部では炎症が起きて、関節の破壊が進行している場合があります。発症してから1年以内に関節破壊が急激に進行するため、早期に発見して早期に治療することが大切になります。指や手に痛みを感じる場合には、足などにも症状が出ていないかを確認して、早めにリウマチ専門医に相談することが望ましいです。

早めに適切な治療を行うことで、関節破壊の進行を防いで、関節機能を維持することで、日常生活や家事、仕事への影響を少なくすることができます。手や指先に痛みを感じたら、更年期だからと放置しないで、鈍い痛みがずっと続くようであれば、お医者さんに掛かって相談しましょう。痛みをやわらげるためには、漢方薬なども販売されていますが、痛みやしびれが消えないようであれば、我慢しないで、関節リウマチを疑う必要もあります。

最初はかかりつけのお医者さんでもいいでしょう。ただ、関節リウマチは発症するのは原因不明であることも多く、医師と十分な相談をしながら、痛みに対応していくことが大切になってきます。関節がこわばることや、腫れがひどくなってきてからでは手遅れになってしまいますので、足や手先に違和感があるという状態でお医者さんを受診し、早めに対策を取りましょう。関節の腫れの具合や血液検査などでも関節リウマチと診断される場合もありますので、指や手が腫れて、しびれることや、痛みを感じる場合には、あまり手を酷使しないようにして、レントゲンなどを取り、炎症が他に広がっていないかなどもしっかり見極める必要があります。

手遅れにならないうちに、しっかりと対策を立てましょう。指の関節痛を感じる場合には、足などの他の部分にも同じような痛みや違和感の症状が出ていないかをしっかり確かめましょう。それほど特別なことをしているわけでもないのに、痛みやしびれを感じる場合には、関節リウマチを疑って検査をしてみてください。