ひざの関節痛の改善策は?痛みを緩和するためにできることとは

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ひざが痛い!これってもしかして関節痛?

関節痛とは、骨と骨のつなぎ目の部分である関節に何らかの異常があり、痛みが生じることです。ひざは大腿骨と脛骨を繋いでいる部分なので、この部分に痛みがあるということはその関節に何らかの異常が生じているということになります。

 大腿骨と脛骨のつなぎ目の部分は、関節包に包まれています。関節包の内側には滑膜があり、ここから骨と骨のすべりを良くするために関節液が分泌されます。骨の先端部分には軟骨があり、骨と骨の滑りを良くし、クッション材として働きます。さらにクロスした靭帯で大腿骨と脛骨がつながっています。そしてひざ関節は足の曲げ伸ばしをするために重要な部分なので、大腿骨と脛骨を保護するために膝蓋骨(お皿)があります。

 ひざの関節は立った時に上半身の体重を支える必要があります。そのためこの部分には負荷が非常に多くかかりますが、この関節そのものは非常に不安定な構造になっています。そこで安定させるためにあるのが、半月板です。半月板は半円型をした繊維状の軟骨で、大腿骨と脛骨の間にあります。半月板は主にコラーゲンでできており、ひざにかかる衝撃を吸収し、かかる力を分散させる役割があります。さらに半月板があることで関節が安定し、ひざの曲げ伸ばしがしやすくなります。

 しかしひざの関節に強い負荷がかかると、ひざの関節にある様々な部分が傷つき、関節痛が生じるようになります。例えば急に体を動かしたりひざをひねったりすると、靭帯や半月板が傷つくことがあります。靭帯が傷つくと炎症が起こり、痛みが生じます。さらに靭帯に強い負荷がかかり、靭帯が切れてしまうと、強い痛みで歩行が難しくなります。一方半月板が傷つくと、ひざをひねる時等に痛みます。さらに半月板が傷つくとクッション機能が弱まるため、他の部分にも影響が及びます。

 半月板のクッション機能が弱まると、それだけひざにかかる負担は大きくなり、次第に軟骨がすり減ります。軟骨がすり減ると大腿骨と脛骨がぶつかるようになり、動き始めた時などに関節痛が出るようになります。

 なお、関節痛は免疫機能の異常により関節に炎症が起きた時も生じます。免疫機能の異常による場合は常に痛みがあり、特に朝は関節が固まり、動かしにくくなってしまいます。

 このようにひざの痛みは関節の異常によって起きる場合が多いです。そのため、ひざの痛みを防ぐためには日頃からひざに負担をかけないようにすることが重要なのです。

ひざの関節痛の原因

ひざは立ち座りの際に上半身の体重を支える為、非常に負担がかかりやすい場所になります。そして関節にかかる負担が大きくなると、やがて関節のどこかが傷つき、関節痛につながってしまいます。そのため、ひざの関節痛の原因はひざに加わる強い負荷ということになります。

例えば急に動き出した時や方向転換などでひざをひねった時、靭帯や半月板に強い負荷が加わります。特にひねる動作は半月板に負荷が加わり、半月板が傷つく原因となります。そして半月板が傷つくと、ひねったりする際に痛みます。

一方、靭帯は筋肉の一種になります。筋肉は急に動き出したり、激しい運動をすると疲労が溜まります。疲労が溜まると筋肉は傷ついてしまいます。すると傷ついた部分を治そうとして炎症が起こり、痛みにつながります。ひざはほとんどの運動に関わります。特にバスケやバレーなど、高くジャンプする競技は靭帯に強い負荷がかかり、靭帯の炎症につながりやすいです。さらに急激に靭帯を伸ばす動作をすると、靭帯が切れることもあります。靭帯が切れると強い痛みのために歩行さえ難しくなってしまいます。

一方、ひざにかかる負担はスポーツに限りません。日常の立ち座りや歩きなどもひざにとっては負担となります。そして長い年月ひざに負担をかけ続けていると、やがて軟骨がすり減ります。軟骨がすり減るとクッション機能が弱まり、衝撃が骨に伝わるようになります。さらに身体を動かした時に大腿骨と脛骨がぶつかり、痛みが生じます。軟骨は加齢によって次第にすり減っていきますが、ひざにかかる負担が大きいとそれだけ軟骨は早くすり減ります。体重が重かったり、半月板が傷ついているとそれだけかかる負荷も大きくなるため、軟骨のすり減るスピードが早くなります。

ひざの関節痛がひどくなりやすい人とは?

関節痛は、関節にかかる負担が大きければ大きいほどひどくなります。まず激しい運動をしている方の場合、筋肉に疲労が溜まりやすいです。一方運動不足の方の場合は筋肉が発達しにくく、関節に負担が多く加わります。特に関節痛があるからといって動かさずにいると、関節が固まりますます動かす際に負荷を加えてしまうため、注意が必要です。

さらに姿勢が悪い場合や身体に合っていない靴を履いている場合、歩行の際などにひざの関節や足の筋肉は無理をしています。無理をするとそれだけ疲労が溜まるため、炎症につながりやすいです。また血流が悪いと、筋肉に溜まった疲労がなかなか改善されず、他の部分への負担が大きくなるため、関節痛が悪化します。

ひざは立ち座りの際、上半身の体重を支えます。そのため、体重が重いとひざに加わる負荷も大きくなります。なお、立ち座りの動作は和室での生活の方が多いです。立ち座りが多いとひざに力が加わる機会が多くなるため、関節痛もひどくなります。

ひざの関節痛を緩和し改善するには医薬品がおすすめ

ひざの関節痛を緩和・改善するためには、医薬品を利用するのがおすすめです。なぜなら医薬品は予防と治療を目的に開発されたもので、厳しい審査を経てその効果が確認されたものを指すからです。効果が実証されているため、関節痛の緩和・改善を期待することができます。

ただし医薬品の場合は高い効果が期待できる一方で、身体にかかる負担も大きいです。そのため医薬品を飲む際にはいくつか注意点があります。まず大切なのが、用法・用量をしっかりと守ることです。痛みがなかなか改善しないからといって多く服用しすぎてしまうと、それだけ身体にかかる負荷も大きくなります。また飲み薬を服用する際は水と一緒に飲みますが、この時飲む水が少量ですと胃への負担が大きくなります。すると胃が傷つき、胃もたれや吐き気などの症状が現れる恐れがあります。飲み薬を服用する場合は、コップ1杯は水を飲むようにします。ただし、薬を服用する際の水分はなんでも良いというわけではありません。緑茶・コーヒー・紅茶・牛乳などと一緒に飲むと、薬の効果が十分に得られない可能性があります。そのため薬を飲む際は、できるだけ水かぬるま湯で飲むようにしましょう。

また市販されている医薬品を使う場合、注意したいのが服用する期間です。市販されている医薬品はサプリメントと違い、長期的に飲むものではありません。もし1か月市販薬を飲んでも症状が改善しない場合は、医師に相談します。また何らかの副作用が生じた場合はすぐに服用を中止し、病院を受診するようにしましょう。

※ひざ関節痛(第3類医薬品)の一例です→  http://ryoyoin.com/item/ayumins/

なお、ひざの関節痛に効く医薬品を飲んでいたとしても、ひざにかかる負担が大きいと症状はなかなか改善しません。そのため日ごろからひざの負担を減らすことも大切です。体重が重いとそれだけ負荷も大きくなるので、体重が重くなりすぎないようにします。和室での生活はひざの立ち座りが多いので、可能なら洋室の生活が望ましいです。さらに激しい運動は靭帯や他の筋肉を傷つける原因になるので、適度に休ませます。一方運動不足だと関節が固まってしまうので、軽い運動はするようにします。靴が合っていないと姿勢が乱れ、ひざ等に負荷が加わるので身体に合った靴を選びます。そして体を温めると血流が促進され、筋肉の疲労回復につながります。さらに関節も動かしやすくなるので、関節痛も緩和されやすいです。