関節痛をケアするには筋肉のこわばりを緩和することが大切

関節

関節痛はコラーゲン不足だけが原因じゃない

関節とは骨と骨のつなぎ目の部分を指し、骨と骨は靭帯でつながれています。骨と骨のつなぎ目の部分は関節包で包まれており、関節包の中は関節液で満たされています。関節液は骨と骨のすべりを良くし、衝撃を和らげる効果があります。また、骨の先端には軟骨がついています。軟骨は骨同士の滑りを良くし、クッション材として働きます。このように、関節には衝撃を和らげる仕組みがあるため、関節を曲げたり伸ばしたりしても、痛みが生じることは通常ありません。

そして靭帯も軟骨も、主にコラーゲンからできています。コラーゲンはタンパク質の一種で、特徴として弾力性が挙げられます。コラーゲンに弾力性があるからこそ靭帯は伸び縮みすることができ、関節を動かした時に骨と骨をつなぎ合わせることができます。さらに軟骨にコラーゲンが含まれていることで弾力性が生まれ、クッション材としての機能を強化することができます。

しかしコラーゲンの分泌量は、年齢と共に減少します。コラーゲンの分泌量が減少すると、軟骨や靭帯に含まれるコラーゲンの量も次第に減少し、弾力性が失われていきます。靭帯の場合、弾力性が失われると伸びやすくなり、関節をしっかり支えることが難しくなります。また軟骨の弾力性が失われると軟骨がすり減りやすくなり、骨と骨がぶつかりやすく

なってしまいます。

つまりコラーゲンが不足すると、関節の弾力性が失われ、痛みが生じるようになります。しかし、関節痛の原因は、コラーゲン不足だけではありません。

そもそも軟骨がすり減るのは、関節に強い負荷が長期間加わるからです。特にひざの関節は歩く時に体重を支える必要があるため、日ごろから負荷があります。そしてこの負荷は体重が重ければ重いほど大きくなります。つまり肥満だとその分軟骨がすり減りやすくなり、関節痛につながりやすいのです。さらに身体に合っていない靴や悪い姿勢も関節に負荷が加わります。日ごろの生活に、軟骨がすり減る原因があるのです。

また、関節痛は激しい運動をしたときや、急に体を動かした時に生じることもあります。これは靭帯や関節の周りの筋肉に負荷がかかり、炎症が起きたからです。力が加わり靭帯や筋肉が傷つくと、身体は傷ついた部分を治そうとします。この時炎症が起こり、痛むようになります。

さらに関節痛の中でも「関節リウマチ」は、免疫機能が関節を攻撃し、関節に炎症が慢性的に起きた状態です。ですので関節リウマチの場合は、コラーゲンを補ったからといって予防・対策できるわけではありません。

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筋肉がこわばると関節痛になるメカニズム

例えば長時間同じ姿勢を続けていると、筋肉が硬くなり、動かしにくくなります。すると身体の他の部分の筋肉にも負荷がかかるようになり、こわばりや痛みにつながります。これは関節も例外ではありません。筋肉がこわばると関節にも負荷がかかります。すると関節やその周辺の筋肉に炎症が起こり、関節痛につながります。そして筋肉がこわばる原因は、大きく2つに分けられます。

1つは筋肉に異常がある場合です。例えば長時間同じ姿勢を続けるなど、筋肉に強い負荷がかかると次第に筋肉は疲れ、硬くなります。筋肉が硬くなると血管が圧迫され、血流も悪くなります。血流が悪くなると本来筋肉に必要な栄養や酸素が十分に筋肉に運ばれなくなり、回復が遅くなってしまうのです。またある筋肉が動きにくくなると、身体は他の部分をつかって動きを補おうとします。この時他の筋肉や関節には加わる力は普段と違うため、強い負担につながっていきます。負荷がかかった部分に炎症が起きると、痛みが生まれるのです。

次に関節に問題がある場合です。例えば軟骨がすり減ったり、靭帯が伸びていると関節の動きが変化します。身体は他の筋肉や関節を使って動きの変化を補おうとするため、他の部分には負荷がかかるようになります。負荷が加わるとそれだけ炎症につながりやすくなり、関節痛になります。一方関節が動かしにくくなる原因としては、免疫機能の異常による場合もあります。例えば免疫機能の異常によって起こる「関節リウマチ」は、朝起きてすぐに関節の痛みとこわばりが生じることが特徴的です。また関節に痛みがあるからといって、あまり動かさずにいると次第に関節の周りの筋肉がこわばっていきます。この場合も筋肉痛につながります。

筋肉のこわばりをケアする方法とは?

筋肉のこわばりをケアするためには、身体を温めることが有効です。ヒトの身体は体温が上がると、熱を逃がすために血管が拡張します。血管が広がるとその分血液が多く流れるようになるため、筋肉に必要な酸素や栄養が行きわたりやすくなります。筋肉に必要な酸素や栄養が届くと、筋肉の緊張感はほぐれていきます。さらに身体を温めると、関節の動きを滑らかにすることもできます。関節の動きが滑らかになると、関節の周りの筋肉にかかる負担も軽減されるため、関節痛が和らぎます。

また、筋肉のこわばりは長時間その部分の筋肉を動かしていないことで起こります。そのため関節に痛みがあるからといって、身体を動かさずにいるとさらに関節痛が悪化します。ですので適度に身体を動かし、筋肉が硬くならないようにしていく必要があります。例えば同じ姿勢が続いたら伸びをしてみるなど、こまめに身体を動かすようにします。ただし激しい運動は逆に筋肉にダメージを与える恐れがあるため、散歩やストレッチなど、軽い運動を行うようにしましょう。

筋肉のケアと、内側からのケアで関節痛を治そう

長時間同じ姿勢を続けるなどして筋肉がこわばると、他の筋肉や関節に負担がかかります。すると他の筋肉や関節に炎症が起こり、関節痛につながります。関節や筋肉に炎症が起きると、身体を動かすと痛みが発生します。そうなるとますます身体を動かさなくなるため筋肉のこわばりはさらに悪化するのです。

そこで大切なのが、筋肉のこわばりを解消することです。筋肉のこわばりの解消のために有効なのが、身体を温めることになります。身体を温めると血流が良くなり、筋肉の疲労改善につながります。また関節もゆるみ動きやすくなるため、関節痛の改善にもつながります。

また筋肉のこわばりは、筋肉を長時間動かしていないために起こります。そのため、適度に身体を動かすことも大切です。激しい運動は炎症の原因になるため、散歩やストレッチなど、軽い運動をするようにします。もし激しい運動をする場合は適度に休憩を挟み、突然痛み出したら炎症を抑えるために冷やすようにしましょう。

関節痛を防ぐためには、関節にかかる負担を減らすことも重要です。関節に炎症が起きると、その周りの筋肉や関節に負荷がかかり、痛みが発生する原因になるからです。まず体重が重いとそれだけ関節への負担が大きくなるため、肥満傾向の方の場合は食生活等を見直します。普段身体に合っていない靴を履いていると、姿勢が悪くなり関節や筋肉に負荷を与えてしまうため、身体に合った靴を選ぶようにします。さらに和式での生活は立ち座りの動作が多く、特にひざに負担がかかります。洋式の暮らしの方がひざへの負担は少ないです。

そして関節痛を治すにあたり、内側からケアすることも大切です。靭帯や軟骨は主にコラーゲンからできています。しかし年齢と共にコラーゲンが減少すると靭帯はゆるみやすくなり、軟骨はすり減りやすくなります。靭帯がゆるみ、軟骨がすり減ると周りの筋肉に負荷がかかり、炎症につながります。そのためサプリメントなどで不足しているコラーゲンを補うことも大切です。なお関節に必要な栄養素はコラーゲンの他にもあります。サプリメントの中には関節が必要とする栄養をバランスよく含んだものも販売されている為、それを利用するのもおすすめです。

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