関節痛には温泉成分?入浴剤入りのお風呂で一時的に痛みが減る?

関節

温泉に入ることで関節痛は和らぐの?

日本は温泉大国です。各地に名湯と言われる温泉があり、多くの人々が入りに訪れます。その地に住む人だけでなく全国各地から、海外からも来ますし動物たちが入るお風呂も。昔と違って自宅にもお風呂があるにも関わらず温泉人気が衰えないのは、観光の要素もありますが、温泉ならではの効果効能が期待できるからです。脱衣所などに貼ってあるはずです。神経痛や筋肉痛・冷え性・うちみ・くじき・慢性消化器症など、「湯治」という言葉もありますが、まさにさまざまな病気を治すためにも温泉は利用されてきたのです。

目に見える病気の改善だけではありません。各地の温泉の多くは42度程度に温度が設定されています。これは交感神経を優位にする温度です。温泉に入ることで明日への活力が沸いてくるのはそのためなのです。入浴することでジョギングを20分する程度のカロリーを消費することができるのですから、ダイエット効果もあります。温泉旅行というと豪華なお食事が出てきますが、温泉に朝に夜にとしっかりと浸かることを考えれば、自宅で同じメニューを食べるよりはカロリーが抑えられるのです。ただし、お酒をたっぷり飲んだ状態での入浴は危険なのでやめましょう。

夏場でも寒すぎるほどの冷房の効いた空間で一日中働き、運動する機会もない現代人は汗腺の機能が低下している方が多いです。温泉の熱いお湯に浸かっていると汗をかくこともできます。水銀などの金属系がたまって判断力の低下やキレやすさを起こしている方も多いでしょうが、そういった老廃物も排泄させやすくなるのです。

温泉の効能の一つに「関節痛」もあります。関節痛というのは、年齢を重ねる中で骨と骨の間にあるクッションの役割を果たす軟骨が擦り減ってしまうことで起こる痛みです。もちろん、その他の原因によって引き起こされる場合もあります。立ったり座ったり、歩いたりとあらゆる動作が関節を使って行われるのですから日常生活も困難になります。

温泉に関節痛対策が期待できるのには、温泉に入ることで体が温まり、血行が促進されることが関係しています。水に入ると浮力がかかります。そのため関節にかかる負荷が軽減されます。それもまた痛み緩和に役立っています。関節リウマチのリハビリに温水プールが使われるのもそのためです。

温泉成分の効果とおすすめの成分

温泉には泉質というものがあります。たとえばきりきずや皮膚乾燥症・冷え性を治すには塩化物泉や硫酸塩泉・二酸化炭素泉がおすすめですし、アトピー性皮膚炎には酸性泉や硫黄泉がよいでしょう。含鉄泉は、温泉の水を飲むことで鉄欠乏症貧血に効果をもたらしますし、含よう素泉を呑めば高コレステロール血症が改善されるのです。

ただし、温熱効果や浮力による作用というのはどの温泉でも必ずあります。そのためどこの温泉の効果効能表を見ても「関節痛」の文字は入っているはずです。その他にも、神経痛や筋肉痛・関節のこわばり・冷え性なども血のめぐりがよくなることで解消されるのです。

ちなみに、血管が収縮してしまった状態で熱い温泉に入ることは心臓への負担が大きいです。まずはかけ湯をして少しでも収縮を緩めてやってから入るようにしましょう。もちろん、多くの人が利用する温泉だからこそ衛生面を守るためにも必要なことです。家庭用のお風呂と違ったマナーというのが存在するのです。

たとえお酒を飲んでいない状態でも、ジョギングをするほどのカロリーを消費される温泉、体への負担も大きいです。長く浸かり過ぎないようにも注意してください。

どの泉質でも良い効果がもたらされるとはいえ、特にリウマチによる関節の痛みの場合には放射能泉がおすすめです。放射能というと恐ろしい気もするでしょうが、ラドン温泉という名で各地で見かけることはあるでしょう。微量に含まれる放射線が炎症に効果をもたらすと言われており、リウマチによる炎症にもおすすめなのです。

温泉の泉質には注意が必要で、酸性泉や硫黄泉はアトピー性皮膚炎改善に良い効果をもたらす一方で、皮膚が弱い方にとってはきつすぎて逆に皮膚炎を発症させることもあります。特に高齢者の方で皮膚乾燥症の方は症状を悪化させてしまうこともあります。泉質と効果についてきちんと知って入ることは必要なのです。

入浴剤では一時的な効果しかなくて持続しない?

できれば、湯治ということである程度の期間、温泉旅館に泊まって不調を治したいところですが、忙しい現代人にそんな時間はありません。そこでおすすめなのが自宅での入浴剤を使った湯治です。安上がりですが、多少の変化は実感できます。

特に、関節痛の場合は、日々のケアとして使うことができます。重要なのは、たった1度でやめないことです。毎日忙しいからとシャワーだけで済ませていませんか。そうなると温熱効果や浮力による作用を受けることはできません。そんな中でたった1日だけ入浴剤を使ったとしても一時的効果しかありません。日頃からゆっくり湯船に浸かる時間を作ってください。そしてできれば毎日、それが無理でも週に1回くらいは入浴剤を使用する日を設けましょう。日中のストレスによってこわばった体は入浴という行為と入浴剤の力によって解消します。入浴剤の成分によりお風呂から出た後も体のポカポカは続くため痛みの緩和効果も続くはずです。

お風呂に入るだけではなく内側からの対策も必要

確かに、年齢を重ねる中で軟骨のクッションは擦り減り、痛みも出てくるでしょう。とはいえ、元気に歩き回っているお年寄りだって多くいるのです。それに、最近ではまだ中高年と言える年で痛みに悩まされている方も少なくはありません。お風呂も大切ですが、食生活の改善による内側からの対策も必要です。

骨を作ると言えば思い浮かぶのがカルシウムです。牛乳やチーズ・小魚・海草など、普段の献立に出てきているでしょうか。日本人のうち、70パーセントの方は必要量が摂取できていないと言われています。その原因は、外食やコンビニ食中心の生活で摂取量が減っているだけではありません。忙しい毎日の中、眠気覚ましに・ストレスの解消にと取っているカフェインであったり、たっぷりかけているドレッシングや加工肉食品による塩分が影響しているのです。カフェインや塩分はカルシウムを体外に排出してしまう働きを持っているのです。摂取量も少なく、排出量は多いのですから減るのも当然です。

加工食品に含まれる食品添加物。その中にあるリン酸塩もまた関節痛の天敵です。食品の水分を保持したり変色を防いだりといった役割を持つことから利用されることの多い成分なのですが、これがカルシウムの吸収量を妨げます。また、骨の中にあるカルシウムを分解して排出してしまうのです。ハムやソーセージ・ラーメン・炭酸飲料など日頃から多く摂取していませんか。リン酸塩が多く含まれているのでできるだけ避けるようにしましょう。

逆におすすめなのがコンドロイチンやグルコサミンです。納豆や甲殻類に多く含まれていますし、サプリメントで摂取してもよいでしょう。もちろんカルシウムも摂るようにしましょう。できるだけインスタント食品などを避けてバランスの良い食生活をし、適度な運動も取り入れていれば年齢を重ねても元気に歩き回れるはずです。時には温泉に行ったりしながら、毎日の生活の中では入浴剤入りのお風呂でゆったりリラックスしてストレスを解消する時間も作り、体の内側から・外側から対策してやりましょう。シャワーをサッと浴びてコンビニ弁当と炭酸飲料だけで済ませる毎日を送っているのであれば、関節痛だけでなくさまざまな病気が引き起こされます。

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2018.03.14