関節痛のひどい痛みで階段が昇れない!膝の負担を軽減するには?

関節

階段の昇り降りで膝にこれくらい負担がかかっている!

関節とは骨と骨のつなぎ目の部分を指します。膝は大腿骨と脛骨を結んでおり、脛骨の上を大腿骨が滑るように動くことによって、膝の曲げ伸ばしが可能となります。脛骨の上を大腿骨が滑る際、不安定にならないように大腿骨と脛骨は4つの靭帯と半月板で結ばれています。さらに滑りやすくなるように関節液が分泌され、大腿骨と脛骨の先端にはクッション材として軟骨があります。

膝は、関節の中でも特に負担がかかりやすい場所です。というのも、膝は立ち座りの際に上半身の体重を支える必要があるからです。そして膝にくる負担は、実は体重の何倍もあります。例えば立っているだけの状態でも、膝には体重の2.5倍かかります。さらに膝にくる負担は、膝を曲げたり姿勢が不安定になるとより大きくなります。平坦な道を歩く場合はそれほど膝を曲げ伸ばししなくても歩くことができますが、階段を昇り降りする場合は膝を多く曲げ伸ばしします。膝を曲げるとそれだけ多く負荷が膝に来るため、膝の曲げる動作が多い階段は平坦な道に比べて膝にくる負担も大きいです。

具体的にいうと、階段を上る際は膝に体重の3.2倍負荷がきます。階段を下る際は昇りに比べて膝が外側にずれやすいです。さらに階段を降りる際は、足が「落ちる」という動作も加わります。ものが下に落ちる際にも重力によって力が増えるからです。ですので階段を降りる時は体重に加え、「落ちる」動作による力も含まれるため、膝にくる負担は体重の3.5倍にもなります。階段を昇り降りする場合は、足首を手前にひきつけることができません。足首を手前に引き付けることができないために大腿部に加わる負荷は大きくなります。関節やその周りの筋肉に力が加わると、炎症が起こり、関節痛につながるのです。

痛みがひどい時の対策方法

膝の軟骨がすり減ったり、膝周辺の筋肉が炎症を起こすと関節痛につながります。膝の関節痛が強いと歩行が困難になり、さらに関節痛が悪化する原因となってしまいます。特に階段の昇り降りは膝に負担がかかるため、関節痛による影響が出やすい動作となります。

関節痛がひどい場合、大切なのが膝への負担を減らすことです。そのためにまず重要なのが、歩き方の工夫です。足の親指の付け根部分にまっすぐ膝が乗ることを意識し、かかとの内側が一直線になるように歩きます。かかとやつま先からドスンと落ちると衝撃が足に加わるため、着地の際は足全体を優しく落とすようにします。また階段を上る際はお尻を支えながら歩くと、身体を押し出すことができます。一方下る際は手を前に出し、前傾姿勢になることで負荷を減らすことができます。

そして膝関節の痛みを減らすために重要なのが、体重を重くしすぎないことです。体重が重いとそれだけ膝に加わる力も大きくなります。そのため、体重が重くなりすぎないように食事などにも気をつけましょう。

なお痛みがひどい場合は、身体を温めることも有効です。身体を温めることで関節が柔らかくなり、筋肉をほぐすことができます。そうすることで関節の痛みが軽減されます。

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2018.03.14

膝のサポーターをつける方法は負担軽減に有効?

膝に加わる負担を減らす方法として有効なのがサポーターです。関節痛の原因としては、周りの筋肉の炎症や関節のズレが挙げられます。特に膝は不安定な部分のため、関節がズレやすいのです。サポーターを使うことで関節が固定され、ズレを防ぐことができます。また膝の動きを制限することで痛みの軽減にもつながります。さらに膝を温めることで関節が柔らかくなり、痛みが和らぎます。

そしてサポーターには、どの効果をより求めたいかによって種類が異なります。ベルトのように膝に巻き付けるタイプや、筒状になっていて簡単につけられるもの等、様々な形があります。さらに素材も膝の固定に特化したものや毛糸製でゆるいもの、ヒートファイバーで保温性の高いもの等、様々です。サポーターを選ぶ際は、効果を気にしながら選ぶのがおすすめです。

ただし、サポーターは正しく使わないと十分な効果が得られないばかりか、逆効果になってしまうこともあります。膝が痛いからといって常にサポーターをつけていると、膝周りの筋肉が衰えてしまいます。またサポーターで長時間締め付けていると血行が悪くなり、関節痛の悪化につながります。あまり頼りすぎないようにすることが大切です。

また、サポーターをつける前には必ず膝周りの汗を拭いておくようにします。汗をかいている状態でつけてしまうと、かぶれの原因になるからです。そして皮膚に炎症がある場合や、化学繊維でアレルギー反応を起こす場合はそれらの症状が悪化する恐れがあるため、つけないようにしましょう。