テーピングの基礎の基礎:なぜテーピングが必要なのか?

関節

テーピングでかぶれる不安より膝の負担を考える

 

テーピングはよく医療現場やスポーツの場において使われることが多いですが、テーピングがなぜ必要なのかについてなんとなくは理解していても必要なのかまで考える人も中にはいることでしょう。端的にテーピングを行う目的に関してですがこれはケガの予防や再発防止を目的とするほか、ケガをしたときにおいて応急処置を行う必要があると判断されるテープ等を巻いておくことで主に関節や筋肉を補強するという主旨のもと使用されます。巻いたときから比較的即効性があることが特長です。

テーピングには「非伸縮タイプ」と「伸縮タイプ」があり、用途は異なります。非伸縮タイプの場合は、激しいスポーツを行うときに固定したり、圧迫することによって補強する意味合いで使用されることが多いです。伸縮タイプのほうは、激しいスポーツや応急処置に適した最も可動制限が大きいタイプから筋肉をサポートするものまでいくつかありますので、ケガの程度などを考えて合っているものを選んでおいたほうが望ましいでしょう。

そのほか関節を固定するのではなく筋肉をサポートする目的で使用する新しく登場したタイプのものもあり、これをキネシオロジーテープと呼びます。こちらは従来の考え方とは違い、筋肉の伸びを制限することによって痛みの緩和やケガの予防を図っており、筋肉や靭帯の過剰な伸びを防いでくれることで怪我防止に効果的です。

膝の負担を考慮する場合には、前十字靭帯の部分を気にする必要もあります。前十字靭帯は膝関節の中にある靱帯であり、運動するときなどに膝を安定させる役目をしています。この部分がタックルなど原因で損傷してしまうとその衝撃で切れた音が聞こえることもあり、それから激しい痛みを伴い動けなくなってしまう可能性もあるためそうした突然の膝のケガを考慮することは大事です。

そしてもしも膝の前十字靱帯を損傷したまま周囲に誤魔化して運動を行ったり、生活を続けていると、そのうち半月板や軟骨といった膝のクッションの役割をする正常な組織まで傷ついてしまいかえってケガの状態を悪化させてしまうことにつながります。膝前十字靱帯損傷を受けたときの時間が長くなるほどに、膝の痛みが大きくなり、腫れがひどくなるだけではなく歩くときに引っかかるなどの症状が出てきてそのうち歩行すら困難になってしまうこともあります。

そうしたケガをひどくしないためにも、テーピングをすることはとても大事となります。部活動や大会などの直前にはケガをしたことをごまかそうとする人もいますが放置していいことは何もありません。ですので、気づいた段階で医師や周囲の力の助けをかりて改善へ向けた取り組みを行う必要があることを覚えておきましょう。

テーピングをするときに不安になる要素としては、テープを巻きつけることによって皮膚がかぶれてしまうと考えてしまう人もいるでしょうが、そうした不安よりは膝の負担を優先して考えておくことが望ましいといえます。もしも、皮膚がかぶれてしまうのを気にするのであればテーピングを定期的に取り換えるなどをしたほうが良いでしょう。

テーピングは、湿布薬と違い寝ている間にしても意味はありません。寝るときにおいては剥がしておいて、朝起きたときに取り換えるようにします。痛みがもしも出てくるのであれば、無理をせずに周囲に伝えておいてから場合によっては医療機関に診てもらうようにします。

テーピングは、あくまで応急処置として行います。一時的な痛みを軽減するのには貢献しますが、その多くが根本的な解決方法にはなりません。医師の指導のもとでしっかりとした治療とリハビリテーションにきちんと向き合うことが改善の近道になることを忘れないようにします。

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これで安心、膝に対しての正しいテーピングの巻き方を詳細にお伝えします

 

基本的には色々な医療現場やスポーツ現場において従事したり活動していく上で、テーピングに関する知識を習得したり技術を得て使いこなせるようにすることは必要不可欠といえるでしょう。
しかし、テーピングの初心者が間違ったテーピングを行って患部を無理に固定するなどをしてしまうと、かえって状態を悪化させてしまう可能性がないとは言い切れません。ですので、正しいテーピングの巻き方を実践していくことは患者の安全を考えるうえでとても大事な要素です。

テープはどのタイミングで巻けば良いのかに関してですが1日の始まりである起床直後に、身体が活動し始めるより前に撒いておくことが大切です。効果面では巻いた瞬間から効力は発生するのですが、湿布薬のような薬効はないことも覚えておきます。よって寝たときにつけておくことは意味ありません。

剥がすタイミングは、一日の終わりに剥がしておいたほうが望ましいです。これは、患部を清潔にしておくためでもあります。それからテーピングのテープは水に濡れると水分を吸い込む性質があるため、うっかり水を吸ってしまうと乾くのに時間がかかってしまうため注意が必要です。

お風呂に入るときにテーピングの部分も一緒に触れて入浴するとなかなか乾かず、その結果思った以上に患部を冷やしてしまうデメリットもあるため原則としてテーピングテープはお風呂やシャワーの時に剥がしておいた方が望ましいでしょう。

テープの持ち方

引き出し方に関してですが、まずはテープの下に3本の指を添えておいてから人差し指を芯に入れ軽く握っておいて、均一の力で平行に引き出すようにするとうまくいきやすいです。
テープを切るときには、左右に引いておくとちぎれて切れる仕組みとなっています。覚えてしまえば簡単にテープを扱うことが可能です。

膝に対するテーピングの巻き方ですが、まず痛みが残っている場合においては膝を軽く曲げた状態にしてからテープを貼るようにしましょう。1本目のテープはヒザ下のすねの外側から始めておき、膝の内側を通しておいて太ももの外側の方へ少し引っ張りながら貼るようにします。そして、太ももの外側でテープを一度止めておきます。

2本目のテープ

膝下の内側から貼り付け、膝の外側を通ってふとももの内側の方へ少し引っ張りながら貼る形です。

3本目のテープ

1本目のテープより少し上に重ね外側から膝の内側を通す形に貼ります。そしてこちらは太ももの内側の方へ少し引っ張りながら貼るようにしましょう。これで、テーピングがしっかりと固定して効果を発揮するようになります。

全体的なポイント

一番やってはならないことは無理な貼り方をしないということです。テープをあまりにしっかりと皮膚を引っ張ってしまうように巻いてしまうと、かえって皮膚の下に圧迫を起こしてしまいます。
巻き方によっては、人間の体を益々壊してしまうように巻いてしまっているというケースもあるため注意しましょう。慣れないうちは、知っている人を呼んでもらうようにしたほうが良いです。
オスグット病と呼ばれる成長途中で起こるスポーツ障害に関して効果的なテーピングの巻き方については、アンダーラップテープを事前に膝のお皿の下に2周から3周くらい巻いておくという方法もあります。

アンダーラップテープは、テーピングの基礎となる下地のテープであり通気性に優れているという特徴があります。それからアンダーラップテープには、皮膚への刺激を和らげる効果もあるため皮膚がかぶれやすいと感じる人にとっては、できればつけておいたほうが良いともいわれています。はがすときの負担の軽減にもなるため、皮膚が強くない人にとってもおすすめといえるアイテムです。
膝のお皿の部分は半月板があるところでもあり、ここを固定しておくことはケガからの防護や予防には重要といえるでしょう。

キネシオロジーテープを使用し、この場合は75mmのテープに切り込みを入れておいてからアンダーラップテープの上からふとももの上からひざを囲むような形で貼っていきます。そして2本目のテープは1本目より短めのテープを用意してそこに切り込みを入れておき脛から上へひざを囲むように貼りつけます。最後に痛みのある部分を圧迫するようにテープをクロスして貼れば完了です。

膝に対しての正しいテーピングの巻き方のポイントはというと、まずはできるだけ綺麗にテープを巻いておくことが基本です。人間の身体にはカーブが存在しているため、身体のラインを考えたうえでそのラインに沿って巻くようにしましょう。

もしも、皮膚の上のラインを無視してしまって勝手な方向に巻いてしまうとシワができることになります。雑な巻き方は皮膚のかぶれや状態の悪化にもつながってしまいますので、雑な巻き方は絶対にしないようにしておくことが必須です。

テーピングをする間隔に関しても把握しておいたほうが良いです。これは、効果の問題というよりむしろ皮膚がかぶれてしまうことを防ぐために皮膚を休ませることを前提とします。週2~3回は皮膚を休ませてかぶれを阻止する日を設けておいたほうが良いとされます。

テーピングをするときにはあらかじめ肌の水分となる汗やほこり・砂等の付着したものをよくふき取っておきます。また、ワセリンやクリーム等を塗る前に使用することも大事です。
ひざ周辺に傷口や炎症のあるケースにおいては、直接貼らないようにすることも必須です。それから皮膚炎など色々な病気がある人はテーピングに適していません。アレルギーを引き起こす可能性もないとは言い切れませんので、異常を感じたときには医療機関に受診するようにしましょう。

もしもテーピング用のテープが間に合わないという場合においては、ほかの目的で使用するテープで代用することも可能です。代用となるテープでよく使われるのはガムテープや紙テープなどが該当します。この場合の巻き方は、通常のテーピングを行う要領で問題ありません。ただし、代用のテープの場合は通気性があまり優れないという性質を持っているため通常よりも早い間隔で剥がしておくようにしたほうが良いです。

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まとめ:どんな注意点を払ってテーピングを選べばよいのか?

テーピングテープには様々な種類のものがあり、主にドラッグストアや薬局などで販売されていますが用途別に色々な種類があるために迷ってしまいがちです。さらには膝・ふくらはぎ・手首などといった身体の部位のケアや症状の状態に合わせながら選ばなければならないので、どのようなタイプのものを購入して用意すれば合っているのか悩んでしまうケースもしばしばみられます。
テーピングを選ぶにあたってどのような注意点を払ってテーピングを選べばよいのかについてですが、まずはテープの種類をきちんと把握することが重要でしょう。非伸縮・伸縮テープ・キネシオロジーテープの3つに大別されてあることを理解して、ケガの状態や程度を見極めながら必要なものを購入することが大事です。

場合によっては、テーピングをする必要があるかどうかに関しても見極めておいたほうが良いといえます。すぐに救急車が必要と判断される状態のとき、慣れていない場合や皮膚の疾患を抱えている場合などにおいてはテーピングをせずに無理に動かさずにしておくことも必須となる場合もあります。

貼る部位に合わせたテープ幅を考慮して選ぶということも大事なことといえるでしょう。目安については、手や足の指に使用するならば13mmから25mmのものを選びます。手の関節や足などには25mmからもう少し広いテープ幅のものを購入することで合いやすいです。

すね・太もも・手の関節・ヒザ・アキレス腱などといったある程度範囲が広い部位には38mmから50mm程度のものが適しています。ただ、ちょっとしたテクニックとしては一本だけ選んで購入したいという場合には幅が広いサイズのものを選んでおけばまず問題はありません。指などに使用するときには、半分くらいにちぎって利用できれば簡単に代用できるためです。
テーピングの商品価格に関しては、いずれも千円台で購入することができるものばかりです。いずれのタイプにしてもそこまで高いというわけではなく、簡単に購入することはできます。迷った場合には、ドラッグストアなどの店員で聞いてみるのも一つの方法でしょう。最近では、機能性をより重視してアンダーラップテープの機能も持っているテーピング用テープなども販売されるようになってきており便利です。

テーピングのテープ以外に必要なものに関してはテーピング用のハサミ・テーピングカッター・ワセリンなどが該当します。テーピング用のハサミは、通常のハサミと違って皮膚を傷つけないように配慮された設計事務所になっており、ハサミの刃先が丸くなっているという特徴を持っています。テーピングカッターの場合も肌を傷つけることなく切ることができる安全性の高さが売りです。
ワセリンは、滑りを良くすることで摩擦から皮膚を守ることができる潤滑油の一種です。こちらは、パッドやガーゼに塗って使用することが多くもしもあれば重宝されます。アンダーラップテープを使用する場合には、粘着スプレーなどを使用して患部を密着させられるアイテムがあればより有用です。これらのアイテムの価格も一つ一つはそこまで高いというわけではありません。必ずしもこうしたアイテムが必要であるとは言い切れませんが、あれば便利ですのでスポーツを行うのであれば持っておくと良いでしょう。

テーピングの巻き方や固定の仕方は、最終的には慣れていくしかありません。テーピング理論を仮にある程度までは身に着けていたとしても、実践に関してはある程度積み重ねておく必要性があります。最初のうちは大変かもしれませんので、できれば慣れている人がいたら巻き方が正しいかを見てもらうなどをして学ぶようにします。
いずれのケースでも、テーピングを行うときには確実に行うことを心がけておいたほうが良いでしょう。また、テーピングを過信しすぎないようにして他の応急処置方法とも併用出来るならしておくことも大事です。

初心者のうちからテーピングをきちんと学ぶ必要はなく、基本的なテーピングをある程度行えるようになることが重要です。そして慣れてきたらより実践的なテーピング理論と技術を学んでいくようにすると良いでしょう。

テーピングのことをもっとよく知りたいのであれば、キネシオテーピング資格試験と呼ばれる専用の資格を取得すると便利といえます。この資格試験の特徴は、国際的に通用するキネシオテーピング技術の証として設けられている特徴があります。専門知識と経験の深さを共通の基準で測り認定する資格試験となっており、テーピング理論と実践の両方を学ぶことが可能です。

認定トレーナーや指導員などいくつかの種類の資格がありますので、利用の用途に合わせて取得することも一つの手といえます。価格は、認定トレーナーの場合は5千円台と比較的安価で受けることが可能です。指導員の場合でもそこまで高くありませんので、マスターしたいと考えているときにはこうした資格取得は適しています。