関節に必要な軟骨成分って?軟骨成分の効果と重要な成分はどれ?

成分

節々の痛みの原因は軟骨成分の不足だった?

関節とは骨と骨のつなぎ目のことを指します。ヒトの身体には大小様々な骨があります。その骨と骨を関節の部分でつなぐことにより、ヒトは自由に体を曲げ伸ばしすることができます。

骨と骨のつなぎ目の部分は、「関節包」と呼ばれる袋状の組織に包まれています。この「関節包」の外側にある「靭帯」と呼ばれる筋肉が骨と骨を結び付けています。そして関節包の内側は空洞になっており、「滑膜」から分泌される「滑液」で満たされています。この滑液は潤滑油として骨同士がスムーズに動けるようにします。

また滑液が関節包の内側で満たされていることによって、クッション材としての役割も果たしています。

そして関節部分の骨の表面には、軟骨があります。軟骨は水分を含むことで、骨同士が滑らかに動くのを助ける働きがあります。また、軟骨はクッション材としての働きもあります。そのため体を動かした際に骨同士がぶつかっても、軟骨が衝撃を吸収してくれるため痛みが生じにくくなります。

しかし長期間関節に負荷を加え続けていると、次第に軟骨がすり減っていきます。軟骨がすり減るとそれだけクッション機能が弱まってしまうため、関節を動かした際に骨と骨がぶつかりやすくなり、痛みにつながってしまいます。そのため、関節の節々の痛みの大きな原因は、軟骨の減少にあります。

そして軟骨がすり減ってしまう原因には、大きく2つあります。まず挙げられるのが軟骨への負担です。加齢により長期間軟骨に負担を加え続けていると、それだけ軟骨はすり減っていきます。また、体重が多いとその重さの分だけ関節に負荷が加わるため、より軟骨に負荷がかかります。

次に軟骨の生成がうまくいっていない場合です。骨の新陳代謝がしっかりしていれば、軟骨はすり減っても再び作られます。しかし加齢・ストレス・冷え等により骨の新陳代謝が悪化すると、軟骨も作られにくくなってしまいます。また軟骨には血管やリンパ管が通っていません。関節を動かすと滑液から栄養や酸素が軟骨に仕組みになっています。そのため、関節を動かしていないと軟骨に必要な酸素や栄養が入らなくなり、軟骨が作られにくくなってしまいます。

そして軟骨を作るためには、「プロテオグリカン」「Ⅱ型コラーゲン」「ヒアルロン酸」といった軟骨成分が必要不可欠です。これらの成分が不足していると、軟骨をしっかり作ることができません。すると軟骨が次第にすり減り、節々の痛みにつながってしまうのです。そのため、節々の痛みの解消のためには、軟骨成分を補うことが重要となります。

関節に必要な3大重要軟骨成分「プロテオグリカン」、「Ⅱ型コラーゲン」、「ヒアルロン酸」の効果

骨と骨のクッション材として働く軟骨は、主に「プロテオグリカン」「Ⅱ型コラーゲン」「ヒアルロン酸」からできています。まず「プロテオグリカン」とは、コンドロイチン硫酸とタンパク質が結合したものです。この成分はスポンジのような性質を持っており、水分を大量に保持することができます。また、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促す働きも持っています。

次にコラーゲンですが、コラーゲンにはその性質によって様々なものがあります。その中でも軟骨で必要とされるのが、「Ⅱ型コラーゲン」です。これは網膜状をした繊維製のコラーゲンで、軟骨の他目の角膜にも多く含まれるコラーゲンになります。このⅡ型コラーゲンには、水分を保持する働きがあります。

そして「ヒアルロン酸」は、粘性が高いゼリー状の成分です。この成分も水分を大量に保持することができます。また、水分を大量に保持することで関節の滑りを良くする働きもあります。

そして軟骨の成分を見てみると、水分が約65〜80%を占めています。そしてⅡ型コラーゲンが15〜20%、プロテオグリカンが3〜5%、ヒアルロン酸が1%と続きます。つまり軟骨の大部分は水分が占めていますが、この大量の水分をプロテオグリカン・Ⅱ型コラーゲン・ヒアルロン酸が保持することにより、弾力と潤いを生み出します。弾力があればそれだけクッション材としての機能は高まります。また潤いがあれば関節の滑りも良くなります。

しかしこれらの軟骨成分は、加齢によって次第に失われ、体内では作られにくくなっていきます。そして軟骨成分が不足すると、軟骨の生成がうまくいかず、関節痛につながる恐れがあります。そのためある程度年齢を重ねたら、軟骨成分を外部から補う必要があります。

軟骨成分を効果的に取る方法

軟骨は年齢と共にすり減ります。そして軟骨は「プロテオグリカン」「Ⅱ型コラーゲン」「ヒアルロン酸」等の成分からできていますが、これらの成分は加齢とともに作られにくくなっていきます。つまり加齢とともに軟骨成分が減少し、軟骨がよりすり減りやすくなるのです。そのため、軟骨成分を外部から補う必要があります。

軟骨成分を効果的に取る方法としてまず挙げられるのが、軟骨成分を豊富に含んだ食材を食べることです。例えば鳥の軟骨にはヒトの軟骨と同様の成分が含まれています。また、コラーゲンは魚や貝に多く含まれており、加熱することでより体内に吸収されやすくなります。さらにコンドロイチンやヒアルロン酸は、ウナギ・山芋・納豆といった粘りのあるものや、カニ・エビなどに多く含まれています。そして骨を強化するビタミンDや、潤滑油として働くオメガ3脂肪酸なども一緒に摂取することで、より軟骨成分が働きやすくなります。

ただし、関節痛の治療などですぐに軟骨成分を補う必要がある場合は、注射で関節に直接軟骨成分を補う場合があります。また、軟骨成分が豊富に含まれるサプリメントを活用するのも有効です。

食事で補いきれない軟骨成分は医薬品やサプリメントで補おう

軟骨成分は加齢とともに体内で作る能力が落ちる為、外部から補う必要があります。しかし場合によっては、軟骨成分が豊富に含まれた食事だけでは補いきれないこともあります。そこで有効なのが、医薬品やサプリメントを活用することです。

医薬品は、法令に基づいて行われる検査に合格したもので、特定の症状に対して効能・効果が認められています。そのため、例えば今痛みがある場合などは痛みを抑える効果が期待できるため、有効な手段となります。ただし効果が強い分、発疹・吐き気・食欲不振・便秘などの副作用が生じる恐れもあります。もし副作用が生じた場合は、すぐに使用を中止し、医師に相談する必要があります。また、医薬品の場合は効果が強いため、長期間続けるとものによっては身体に悪影響が及ぶ恐れがあります。そのため、市販の医薬品の中には「1か月位服用しても効果が見られなかった場合は服用を中止し、医師・薬剤師・登録販売者に相談」と記載されている場合があります。そのため、もしこのような記載があった場合は従うようにします。

一方、サプリメントは日ごろの食事で足りない栄養素を補う「健康食品」です。そのため、目的は病気の治療ではなく、足りない栄養素を補うことにあります。ですので、まだ症状は現れていないが予防したい場合はサプリメントがおすすめになります。サプリメントの場合、医薬品と違って飲むタイミングに明確な指定はありません。また、1回に飲む個数や飲む回数も決められているわけではなく、1日のうちで必要量を飲むことが重要となります。なお、食後30分間は栄養素が吸収されやすいので、サプリメントの栄養素がより吸収されやすくなります。しかしだからといって、無理にそのタイミングに合わせようとして、飲み忘れが多いと十分に栄養を補うことができません。サプリメントの場合、長期間続けて栄養を補うことが重要なので、自分に合ったタイミングで飲むことが重要です。

なお、軟骨成分を補うサプリメントの場合、エビ・カニ由来の成分を使うことがあります。その場合甲殻類アレルギーがある方ですとアレルギー反応を引き起こす恐れがあるため、含まれている成分に注意する必要があります。

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2018.03.14